LAVOは2024年、東京に子会社を設立しました。日本はLAVOが重視する長期エネルギー貯蔵市場の一つであり、拠点の開設には東京都(TMG)の支援を受けました。
LAVOは2020年にシドニーで設立された、オーストラリアの長期エネルギー貯蔵会社です。金属水素化物に水素を貯蔵する技術を開発し、数日から数週間にわたるエネルギー確保が求められる用途を対象としています。
日本での連携基盤
東京子会社は、日本企業や関係機関との技術的な対話、市場開発、適用可能な用途の検討を進めるための基盤となります。想定される用途には、通信インフラ、離島やオフグリッド地域、商工業施設のバックアップ電源、データセンターなどがあります。
これらの分野では、停電や発電不足が長期化した場合に備え、従来ディーゼル発電機が担ってきた役割をよりクリーンな方法へ移行することが課題となります。
蓄電池と水素の役割
LAVOは、水素貯蔵とリチウムイオン蓄電池を競合技術として位置付けていません。蓄電池は迅速な応答や数時間単位の充放電に適し、水素は数日から数週間に及ぶ長期のエネルギー貯蔵に適しています。用途に応じて両者を組み合わせることで、それぞれの特性を活用できます。
LAVOは、燃料電池にオランダのNedstack、電解槽にドイツのEnapterの技術を採用し、工業デザインはシドニーのDesign + Industryが担当しています。
東京拠点を通じて、この国際的な技術基盤と日本市場を結びます。具体的な顧客名、導入規模、スケジュールについては、検証と公開承認が完了した段階で発表します。